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節電機(電源電圧調整器具)

 これは1995年頃から、訪問販売や通信販売で問題になっている器具です。家庭の電圧は100Vと決められているのですが、配線の関係で家庭によっては、97〜103Vといった幅が出てきます。こうした範囲でも動くように器具は作られています。「電圧が高いと消費電力も大きくなるので、これを許容範囲内で低くすることで省エネができる」というのが、彼らの主張です。

 しかし、電圧を下げることで消費電力の削減になる器具は、電球くらいです。インバーター式の器具は効果ありませんし、温度調整をしている熱源装置などは出力が小さくなりますがそのぶんONの時間が長くなり、意味はありません。

 一時期、国が関わって「新しい省エネ技術だ」と検討して報告書が出されたこともありましたが、間違った報告書になっています。理論値で計算しているだけで、実際に省エネ効果は出していません。これをもとに国の補助もあったようですが、まったく困ったものです。


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Last-modified: 2017-08-09 (水) 11:28:34, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所