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風呂の浴槽をリフォームするときは断熱式のものを選びましょう

 通常の断熱がされていない浴槽は、1時間で1〜2℃くらい下がっていきます。お湯につかって温まるためには、保温をする必要がありますが、このためにエネルギーがたくさんかかります。

 真空断熱式、もしくは発泡素材による断熱など、タイプなどありますが、いずれにしても断熱性能があがり、しばらく後で入浴しても、温度低下が少なくなります。熱が逃げる量を半分以下に抑えることができます。

 このため、追い炊きに使われるエネルギーを大幅に減らすことができます。

 こうした浴槽は、比較的新しい製品で、2重断熱構造を用いた浴槽「魔法びん浴槽」は、2004年の省エネ大賞経済産業大臣賞を受賞しています。現在では、断熱浴槽や保温浴槽といった言い方で販売がされており、国の住宅省エネ性能においても評価されています。

 効果

 お風呂のお湯を2℃上げるために必要なエネルギーは、およそ400kcal。都市ガスでは1カ月で1.4立方メートル(200円程度)に相当します。

 費用

 浴槽単体の入れ替えでは20〜30万円、風呂場全体のリフォームでは50〜100万円程度かかります。

 タイル張りの風呂場を、ユニットバスにリフォームすると、冬の寒さも大幅に緩和することができ、快適になります。

 関連の取り組み

 お風呂の保温効果を高める取り組みとしてE37 風呂から出るときには湯船にふたをするといったものもあります。

 導入のしかた

 浴槽の寿命は20年程度あります。入れ替えを考えている場合には、ぜひ断熱式のものを選んでください。

 また、風呂場をリフォームしようと考えている場合には、ユニットバス化を含めて、断熱浴槽をすると快適です。

 おすすめの家庭

 帰宅時間や生活パターン等の違いが大きく、風呂に続けて入れないため、どうしても追い炊きをせざるを得ない家庭には特におすすめです。

 経験談

 2008年12月に、中古物件のリフォームをして居住をはじめましたが、断熱浴槽の威力には驚きました。引っ越し前の家では、浴槽にお湯をためて子どもたちと入っていると、30分もたつと底のほうから冷えてくるのがわかりましたが、断熱浴槽の新居では、まったくそうしたことがありません。朝になって、風呂に手をつっこんでみても、十分入れるくらいお湯が温かく、保温をしているのではないかと疑ったくらいです。(保温・追い炊きはしていません)。

 コメント

  • 魔法びん浴槽には賛成です。自分が寒さに強いこともありますが、家族が入った風呂に翌朝入ります。追いだき、保温何もしていません。まったく水道水もガスも使いません。問題なしです。残った水は風呂に入る時も入らない時も庭の水槽にためます。庭の水打ち、洗車は必ずそれを使います。5月から11月は前の日の風呂は翌日の夕方入っても暖かいです。魔法びん浴槽はどんな保温機器よりも経済的です。投資の価値は100%です。 -- 大町 花? 2009-01-28 (水) 14:05:07
  • 大町花さん、コメントありがとうございます。保温なしで朝まで入れるのはすごいですね。なんでこんな快適な機器が、いままでなかったんでしょうかね。 -- ひのでや 2009-01-30 (金) 09:44:25


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Last-modified: 2016-06-21 (火) 12:00:54, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所