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風呂の換気扇は常時つけっぱなしにしないようにしましょう

 浴室の壁などが濡れていると、目地などにカビが生えてしまうため、風呂に入った後は汚れを流したあとに乾燥をさせておくことが重要です。そのために換気扇がよく使われます。

 換気扇自体の消費電力は20W程度と小さいものですが、長時間つけっぱなしにしていると電気を多く消費します。風通しをよくして通風で乾燥させるか、夜中ずっと点けっぱなしにならないように、タイマーを用意して設定することも有効です。

 なお、浴室で洗濯物が干せるように、浴室乾燥機能がついたものもあります。乾燥機能はエアコンもしくはガスファンヒータと同等の仕組みになるため、換気扇の数十倍もエネルギーを消費することがあります。風呂からあがったときの乾燥としては、「乾燥機能」ではなく「換気機能」を使うようにしましょう。

 効果

電気の削減(kWh)光熱費の削減(円)二酸化炭素排出量の削減(kg)
1ヶ月の削減2661
1年の削減2978816
  • 1日8時間換気扇を使っている場合、その半分を止めたときの削減効果。

 費用

 窓をあけて対応するのであればお金はかかりません。

 タイマーを設置する場合には、壁のスイッチを入れ替えることで対応ができます。電気工事を伴いますので、費用など電気屋さんに相談してみてください。

 関連の取り組み

 電気の消費量が少なくても、長時間使うものは結果的に多くの電気代がかかる傾向があります。保温なども同様に見直してみてください。

 新しい家では、24時間換気が標準で装備されていますが、この換気の電気消費が家庭の大きな割合を占めているという調査もあります。「換気装置の設置」が義務づけられているだけで、「換気をし続ける」ことが義務づけられているわけではありません。春秋など、窓を開けて外気を取り入れることができる季節には、換気装置の電力が無駄になります。スイッチがある場合には止めておくことも有効です。

 ただし、冬など閉め切っている時期には換気は重要ですので、切った場合には忘れずに点け直すようにしてください。

 導入のしかた

 風通しがよい場合には、窓を開けるだけです。

 タイマーを設置する場合には、電気屋さんに相談してください。

 おすすめの家庭

 風呂からあがったあと、換気をずっと点けている家庭におすすめです。

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Last-modified: 2017-08-09 (水) 13:44:41, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所