家電製品はまだ使えるのに買い替えたほうがいいのですか?世の中では、地球温暖化対策の視点から家電製品の買い替えが推奨されています。エアコン、冷蔵庫、テレビなど、家電製品の省エネ性能は、1990年頃から上がり続けています。最近の約10年間でも、テレビなら6割以上、冷蔵庫でも4割以上省エネになっていますし、白熱電球をLEDにつけかえるだけでも8割以上の削減になります。国が家電製品の買い替えの情報サイトとして公開している「しんきゅうさん」では、「今どき、こわれるまで使うのはもったいない」とまで言っています。 でも買い替えることで廃棄の問題も発生しますし、製造のためにエネルギーが多くかかります。使っていて異常な音もせず、十分に機能を発揮しているのであれば、大切に使い続けるほうがエコになる場合もあります。もちろん、20年以上前の大型冷蔵庫、15年以上前の大サイズエアコン、10年以上前の大型テレビ、白熱電球、電気温水器の場合には、電気消費量も極端に違うので買い替えを検討することをお勧めします、それ以外の比較的新しいものであれば「大切に使う」という考え方も必要になってきます。 もし買い替えをする場合には、店頭で売られているもののうち、なるべく省エネ性能の高いものを探して選んでください。 ちなみに家電製品が平均的に何年くらい使われるのかを調べてみると、10年から15年程度になります。液晶テレビの平均年数が短いですが、まだ普及して間もないために廃棄されている商品が若いだけのようです。
店頭で販売されている機種を眺めていると、新しい機能が盛り込まれていて、なんとなく「そろそろ買い替えかな」と思ってしまうところがありますが、もう少し待ってみるのも一つの方法です。1年待ってみると、より省エネ性能の高い製品が出ているかもしれませんし、機能だってより良いものになっているかもしれません。 3D(立体動画)テレビ、マイナスイオン、など一世を風靡したものの、忘れ去られている機能、もしくはメーカーにとってもお荷物となっている機能はたくさんあります。生活にとって地球にとっていいものは何か、ぜひ見極めて、長く使えるものを選んでいって下さい。 2017/08/15 修正 2018/05/07
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