パソコンはシャットダウンしないほうが省エネなのですか結論こまめにサスペンド(休止/スリープ)をしたほうがいい。 止める方法の違いパソコンには、「ON」の状態、「スリープ」もしくは「サスペンド」といった待機状態、「休止」「OFF」の状態(シャットダウン)など、複数の状態があります。待機状態では通常数W以下ですが電力が消費されています。電気消費をゼロにするためにはOFF操作が必要です。 これだけみるとOFFにするほうがいいようですが、再び動作させるときに時間がかかったり、その間多くの電気が流れるために、場合によっては電気の消費量が多くなってしまう場合があります。 復帰時間の影響以前のパソコンでは特に顕著ですが、一度OFFにしてしまうと、スイッチを入れてから操作できるまでに時間がかかり、ハードディスクが頻繁に動作するなど消費電力も多くなります。この分が無駄になるため、こまめにシャットダウンしているとロスをしている電気が多くなります。 一方、スリープ状態からは、数秒で復帰することができるため、これを活用することで省エネにつながります。ON状態からくらべてもかなり省エネですので、トイレや立ち話などちょっとしたことでも、スリープをさせておくことが有効です。会社では、他のひとに操作させないようなセキュリティの面からも、こまめにスリープするほうがいいでしょう。操作しなければ一定時間後に自動的にスリープすることもできますし、電源ボタンにスリープを割り当てることもできます。 電気もそうですが、時間を待っている時間もロスになるという面もあります。 マイクロソフトの調査マイクロソフトでは、どちらが節電できるのか、調査した結果を示しています。
サスペンドとOFFとの比較で、1時間半程度であれば、休止させるよりサスペンドのほうが省エネとしています。 なおこの中では、使わないときにパソコンをそのままがいいのか、消したほうがいいのかについては、マイクロソフトのページでは文言で示していません。 仮に使用時の消費電力をデスクトップ100W、ノートパソコン20Wとすると、1分の使用時間で、デスクトップは6000Ws、ノートパソコンで1200Wsになります。これだけで、サスペンドの操作復帰時にかかる消費電力量を超えてしまいます。つまり、およそ1分程度使わないのであれば消しておいたほうがいいという結果になります。 この調査結果は、他のサイトでもよく引用がされていますが、前提として「離席時にはとにかくONのままにしない」ことに言及しているところはほとんどありません。消すことが大切であることは一番大切なことだと理解しておいてください。 最近のバソコンでは特に最近のパソコンでは、サスペンドからの復帰も速くなっていますし、OFFや休止にしたとしても再起動にほとんど時間がかかならい場合もあります。復帰に時間がかかるようでは、作業が止まってしまう面もありましたが、それが短縮されたのですから、こまめにOFFにしてください。 その他のパソコンの省エネの使い方画面のバックライトの明るさは消費電力に関わってきます。暗めに設定すると省エネになります。 パソコンを購入するときの選択も大きく効いてきます。デスクトップパソコンよりも、ノートパソコンのほうが省エネになります。電池で稼働時間を長くさせることも必要であるため、省エネ型の部品が組み込まれているためです。 最近のパソコンは全般的に省エネが進んでいますが、例外としてゲーム用のパソコンがあります。より速いスピードが求められており、消費電力もいままでになく大きくなっています。立体(3D)映像でリアルな映像が出てくるものが消費電力が大きく、映像にこだわらないゲーム(任天堂などの家庭用ゲーム機、携帯できるタイプ)は消費電力は小さくてすみます。 なによりも、あまり考えずにぼおーっとパソコンをつけて眺めているだけなのは、電気の無駄です。あまりパソコンは使わないほうがいいかもしれません。 2017/8/9 最終 2018/05/05
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