オイルヒータオイルヒーターは、フィンのついた装置の中のオイルを電気で温め、その輻射熱などで暖房をするものです。表面温度は60℃程度と、万が一さわってもやけどをしない程度に抑えられており、部屋の空気を汚さず、また風を巻き起こすこともないため、安心して使える暖房器具といったイメージで売られています。 しかし電気をそのまま熱として使うわけですから、&pgid(,Q2 暖房ではいろいろなエネルギー源を使うことができます。どれが一番二酸化炭素が少ない) というクイズにあるとおり、あまり環境にいいものではありません。日本のコンセントの制約から出力は最大1500Wにとどまっており、エアコン(2.2〜7.1kW)などと比べると、部屋を暖める能力は小さくなっています。 オイルヒータも店頭では「省エネ」を売りにしているものもありますが、単に出力が弱くなるだけですので、広い部屋であったり、断熱性能の低い家では、全く暖まらないということにもなりかねません。長時間つけていることで、光熱費はかなり高くなります。 例:1000Wを1日8時間使っていたとすると、30日で240kWh。1ヶ月約7000円近くになります。これでも平均的な日本の家屋では6畳の部屋を暖めるのは困難です。 快適なのは間違いないのでしょうが、環境負荷の大きさに見合うものかどうか、一度考えてみてください。 |