雨水タンクを設置する屋根に降った雨をそのまま飲用にすることはできませんが、庭の水やりやトイレ用の水などをするのには十分活用できます。 屋根からの樋が近くにある場所であれば、ベランダにも設置をすることができます。簡単な装置なので、自分で工夫してつくることも可能です。 これがあると、晴れの日だけでなく、雨の日も楽しみになってきます。 効果†1人が1日に使う水の量は300リットル近くになります。その中でトイレを流す水については、飲めるレベルまできれいにする必要はまったくなく、雨水が活躍できる場所です。 200リットル程度が貯まるようになっています。トイレを流す水は、通常は大が12リットル、小が6リットル程度ですが、節水トイレのタイプでは半分程度ですむものもあります。通常だとしても、16回分を使うことができます。 屋根の樋を利用することができれば、比較的少量の雨でもタンクがいっぱいにたまることがあります。雨の降り方はそれこそお天気任せですが、意外と多く活用できます。 また、都市部では地面がコンクリートで固められてしまったために、降った雨が一気に川や下水に流れ込み、洪水が発生する危険が高まっています。一時的に貯めて利用することは、こうした災害面でもメリットがあり、自治体が設置補助をしている場合もあります。 費用†雨水タンクは、専用のポリ製のものから、ワイン樽を再利用したものまで多様なものがあります。5000円から1万円程度で調達することができますが、小さく始める場合にはポリバケツなどでも構いません。 市販では一般的ですが、一番下にコックがあって、最後まで水を取り出せる設計のものが、後で後悔しません。 あとは設置のための工事も必要になります。 関連の取り組み†水は浄水のために、意外とエネルギーがかかっているものです。風呂の水を洗濯に使うことも有効です。 導入のしかた†雨水は高いところから低いところへ流れていきますので、どこにタンクを設置するのかは重要です。使う位置より高い場所に設置しないと、水が流れてきません。 雨水は、樋のパイプを切って、タンクにつなぎます。タンクにいっぱいになったときにもとのパイプに流れ出るようにつなぎます。通常の塩ビパイプであれば、のこぎりで切ることも簡単ですし、ジョイント器具もありますので、使わなくなったときにもとに戻すこともできます。 タンクは大型のものですので、雨が溜まっているときに倒れないようにしっかり安定した場所に設置してください。 おすすめの家庭†2階建ての戸建てで、2階のベランダに設置ができると活用が広がります。1階の庭に設置することができれば、菜園や庭木への水やりに活用できます。 賃貸の場合は、ジョイント器具でもとに戻すことはできますが、大家さんに相談してみてください。 コメント† |