晴れた日中に窓をあけて風を通しましょう†室内を密閉していると、空気がよどんでしまいます。部屋に風が通ると気持ちがいいものです。意外と室内の空気は汚れているものです。 ただし、部屋の空気と外の空気を比べて、いつも外の空気のほうが快適であるわけではありません。人間は気温が20℃から28℃程度、湿度は30から70%程度が快適ですが、この範囲内に外気が収まるのは年間を通じて5分の1くらいに限られます。 快適な時をねらって、風を通すようにしましょう。春や秋の時期は、外気が快適な時間帯が長くあります。 特に梅雨時などしめっているときには、晴れた日中(梅雨の晴れ間)は、天然の恵みです。しっかりと空気を通して、空気だけでなく、吸湿した壁や押入れなども乾燥させてください。 逆に真夏には、家の中のほうがひんやりしていることもあり、窓を開けて風を通すことで、余計に暑くなり、冷房負荷を増やしてしまう場合がありますので、あまりしないほうが望ましいです。夏の場合には、夜間など気温が下がったときに窓を開けるほうが望ましいです。 効果†梅雨の時期に除湿すると、200〜500W程度の電気が必要です。これを減らすことにつながります。 もっとも快適な空気環境は、エネルギー消費削減で評価しにくい場合も多くあります。エネルギーを使わずに、気持ちが良くなるというのは、とても大切なことです。 費用†窓を開けるだけです。特に費用はかかりません。 関連の取り組み†夏場に窓を開けると、熱風が吹き込んでくることになり、気持ちがいいとしてもなるべく開けないほうが省エネになります。気温が高くなるだけでなく、室内の壁や本棚など、すべてのものが暖まってしまうので、あとで冷房をかけたときに余計なエネルギーがかかってしまいます。 屋根裏部屋など、特に暑い場所がわかっている場合には、室外のほうが温度が低いので、風を通したほうが望ましいです。 一般的に夏場であれば、夜の間に冷えた空気を通すほうが適しています。夕方以降になると涼しくなってきますので、エアコンに頼らずに、窓を開けて夕涼みをするほうが快適になる場合もあります。 導入のしかた†外気のほうが気持ちよさそうだと思ったら、開けてください。 おすすめの家庭†昼間に家にいる家庭におすすめです。外の天候を考えることができれば、より快適な空間を作ることができます。 家にいない家庭では、帰ってくる時間まで開けっ放しになるので、その時間帯の空気のことも考えて、開けるかどうか決めてください。 コメント† |