検針票の見方検針票は、省エネを進めていくための大切な情報を示してくれるほか、取り組んだ省エネがどれだけ成果があがったのかを確認するためにも使えます。すぐに捨ててしまうのではなく、ぜひ家族みんなで確認をしてみてください。 1か月分の検針票で何がわかる?(電気、ガス)金額検針票には、電気・ガスの金額が書かれています。まずは、毎日使っている電気やガスに、どのくらいの金額を毎月支払っているのか確認してください。 ちょっとした家電製品等の使い方の工夫で1割から2割程度は違いがでてきます。工夫すれば減らすことができたはずの「1割」は、あなたの家庭では何円になるでしょうか。1年間にすると何円になるでしょうか。10年同じような生活を続けたら、その差は何円になるでしょうか。 消費量続いて電気やガスの消費量も記載されているのがわかると思います。電気はkWh(キロワット時)、都市ガスやプロパンガスではm3(立法メートル)で表示がされるのが一般的です。電気料金やガス料金は、原油の値段に応じて変動しますので、自分の家でどれだけエネルギーを使ったのかを把握するためには、この数値が大切になります。環境への負荷も、この消費量に応じてかかることになります。 単位が見慣れないもののため、数字を見ても実感しにくいかもしれませんが、平均的な世帯との比較に用いることができます。地域や世帯人数を考慮して、あなたの家庭がエネルギーをたくさん使っているのかどうかが比較できます。
などで比較できます(登録すると世帯人数を設定しての比較ができます)。 前年同月比較検針票には前の年の同じ月の消費量が記載されています。エネルギー消費量は季節によって変動しますが、前の年の同じ月であれば、ほぼ同じ気温で冷暖房の使い方も似ているため、この1年間で省エネの成果があがったのかを比較するのに使うことができます。 また、前年同月比での増減率も計算して表示されている場合もあります。 ただし30日のうち1日多く家にいないだけで、3%分の違いとなるなど、細かい数値まで比較ができるわけではありません。おおむねプラスマイナス5%くらいは誤差のうちになりますが、何か月も続けて減らすことができているのであれば、それは成果とみなせます。 冷蔵庫を買い替えた場合には、電気代が1000円から2000円程度も下がっていることがあります。省エネの取組みをした成果があがっているかどうかを確認するためにも使ってみてください。 がんばって省エネを取り組んでいけば、成果はでてきます。どのくらい消費量を減らすことが出たのか、毎月届く検針票を楽しみにしてください。 ※引っ越しをした場合や、供給会社を変更したなど表示されない場合もあります。 検針票をためておく毎月の検針票は小さな紙ですので、束ねて封筒に入れるなど取っておくようにしましょう。月ごとにならべてみると、いつの季節がたくさん電気やガスを使っているのかが見えてきます。 どうでしょうか、夏の時期、冬の時期に増えているといった傾向は見えてきましたか? 夏に増えている分が冷房(※)、冬に増えている分が暖房です。春秋の時期は冷暖房を使っていないため、この時期の電気代を減らすことができれば、通年の消費削減につながります。 さきほどの環境家計簿を使って入力をしておくと、月変化がグラフとなって表示されます。いつの時期が省エネのポイントなのか、特性が見えてきます。 ※家庭によっては、学校が夏休みで家にいるために増えている場合もあります。 |