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同じ大きさで、液晶などより消費電力の少ないテレビを購入しましょう

 テレビの消費電力は、小型のものほど小さく、大型になるほど大きくなります。でも同じ大きさでも、消費電力は2〜4倍違ってくる場合があります。買い替えをするときには、同じ大きさでも、カタログなどで消費電力をチェックして、省エネ型のものを選ぶようにしましょう。

 ただし、以前の同じ大きさのテレビと比較すると、消費電力量は小さくなってきています。以前21型ブラウン管テレビを使っていた場合には、省エネ型テレビを選べば42型でも同じ消費電力に抑えることができます。

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図:テレビのサイズと消費電力量:統一省エネラベル作成サイトより作成(2009年6月時点)

 テレビの販売コーナーに行くと、「8畳部屋用で42型が適切」など、極端に大型のものを勧められます。昔は「テレビは3m以上離れて見るように」などと指導がされていたものです。実は現在の目安は、目の健康にいいかどうかではなく、迫力あるかどうかで決められているものです。ハイビジョンになると細かい部分の映像も表現できるようになるのですが、あまり離れて見るとハイビジョンも通常のテレビも違いが分からない(メリットが得られない)ことから「近づいてみるのがいい」とされているだけです。

 販売コーナーで比較すると4Kの美しさが目立ちますが、初期の4K機種や超大型機種は消費電力が通常の倍近くなっており、いずれ省エネ技術が普及して価格が落ち着いてから購入するのもいい方法です。

 効果

1日の利用時間を 

 時間として計算すると、

電気の削減(kWh)光熱費の削減(円)二酸化炭素排出量の削減(kg)
1ヶ月の削減133457
1年の削減1534,13984
  • 1日6時間テレビをつけている家庭について、既存の21型のテレビ(150W)を、液晶タイプ(80W)に切り替えた場合の推計です。

 費用

 ちなみに、大型になるほど、また4Kや8Kなど画面が詳細になるほど、販売価格も高くなります。

 関連の取り組み

 テレビは家庭の電気消費のおよそ1割を占めており、提案も多くなされています。E14 家にある消費電力の少ないテレビと交換して使うや、E16 小型のテレビを購入して使うといった機器の提案があります。

 あとは、番組表を確認してつける時間を短くすることも有効です。

 E109 テレビの画面の明るさを控えめに設定することも大切です。テレビには、明るさの調整をする機能がついています。部屋の明るさに合わせて自動調節する機能を有効にしたり、手動で暗くすることにより、消費電力をかなり削減することができます(特に液晶テレビの場合には半減程度までさせることができます)。ちなみに、音を大きくすると消費電力が大きくなるという話がされる場合もありますが、音の大きさはそれほど消費電力には影響しません。

 導入のしかた

 電器屋さんの店頭で並んでいるものや、カタログには、どれが省エネ性能が高いかが表示されています。

 テレビでは、「年間電気代」「年間電気消費量」が指標となります。この値が小さいほど省エネ性能が高いことになります。

 おすすめの家庭

 テレビの買換を考えている家庭におすすめです。

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Last-modified: 2019-05-29 (水) 06:56:51, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所