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電気炊飯器の保温をせず、電子レンジで温め直すようにしましょう

 炊飯器でそのまま保温をしていると、時間が長くなるために電気を多く消費してしまいます。おおよそ保温のために必要となる電気はおよそ30Wですから、トイレの電気をつけっぱなしにして忘れているのと同じくらいになります。(目安ですが、両手より大きな面積が、触ってやや暖かさを感じるのは20~50Wです)

 温かいご飯を食べるのに、炊飯器で保温をし続けるより、保温をとめてあらためて電子レンジで温めるほうが、消費する電気は少なくてすみます。

 電子レンジは電気を多く使うイメージがあります。たしかに瞬間で消費する電気は1000Wと大きいのですが、温めに使うのは1〜2分程度ですから、消費電力量としてはわずかです。

 効果

電気の削減(kWh)光熱費の削減(円)二酸化炭素排出量の削減(kg)
1ヶ月の削減51102
1年の削減621,40024
  • 保温に30W程度かかるとし、保温を8時間していたのを止めた場合です。保温を続けるご飯の量としては4合を想定しています。

(1)保温30Wを8時間するとして、30×8=240Wh
(2)4合のご飯を電子レンジであたためるのに必要な時間 4分
(3)電子レンジの消費電力 1000W
(4)4合温めによる電子レンジの消費電力量 1000×4÷60=67Wh

(1)と(4)の比較から、電子レンジで温めなおすほうが、はるかに消費電力量は少なくてすみます。

 費用

 電子レンジを保有している家庭なら、温め直すことで同じようにご飯を温かくいただけます。保温を止めるだけで費用はかかりません。

 関連の取り組み

 電気ポットでお湯を保温するときにも同じようなことがいえます。なるべく保温し続けるのは止めたほうが望ましいです。

 導入のしかた

 保温を止めるだけです。お米は保温を続けると、黄色くなったり、味が落ちたりします。むしろ常温で保温をしておくほうがおいしさが維持されます。昔の「おひつ」のような考え方です。

 ちなみに、冷蔵庫(10℃以下)で保存をすると硬くなってしまいますので、避けるようにしてください。また冷凍庫に入れるおいしさを保ちながら長持ちしますが、冷凍したり解凍したりするのに、エネルギーが多めにかかってしまいますので、日常的な保存には使わないほうが適切です。

 おすすめの家庭

 長時間保温をしている家庭はぜひ取り組んでみてください。

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Last-modified: 2016-10-13 (木) 13:41:57, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所