Q7.ごはんを保温するのと、電子レンジで温め直すのと二酸化炭素排出量は違う?

1.保温するほうが少ない

2.電子レンジを使うほうが少ない

3.変わらない

答えは、一番最後にあります

解説

 保温はやっぱりエネルギー消費が多い  ポット保温と同じことで、保温をしないほうがエネルギー消費量は少なくなります。しかもあまり長時間保温していると、ごはんが黄色くなるなど、おいしさも失われてしまいます。  1日程度なら常温でOK。数日以上なら冷凍してしまうと、おいしさが保持できます。

★★電子レンジはいいの?

 電子レンジは、消費する電気の全部をものを温めるために使うことはできません。およそ消費電力の半分程度しか使われません。(出力500Wなら、1000W程度電気を消費しています)。

 計算してみると  まずはごはんを電子レンジで温める場合の、消費電力量を計算してみます。消費電力1000W(出力500W)で、ごはん1杯なら、約1分で温められます。

電子レンジで温めるために必要な消費電力量(ごはん1杯) 1000W×1分 =17Wh

電子レンジで温めるために必要な消費電力量(ごはん2杯) 1000W×2分 =34Wh

消費電力量 = 消費電力×時間 です。炊飯ジャーの保温はおよそ30Wの電気が消費されています。電子レンジで温めるために必要な消費電力量は、保温何時間に相当するでしょうか。

ごはん1杯なら 30分の保温にかかる電力量と同じ (30W×0.5時間=15Wh)

ごはん2杯なら 1時間の保温にかかる電力量と同じ (30W×1時間=30Wh)

 つまり、次の食事まで保温しておくより、温め直すほうが電気の消費量が少なく、二酸化炭素排出量も少なくなります。

関連情報

[答え] 2.電子レンジを使うほうが少ない


  編集 凍結 差分 添付 複製 名前変更   新規   最終更新のRSS
Last-modified: 2016-06-21 (火) 12:01:12, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所