(冬)厚着をして暖房の設定温度を1℃低くする†暖房の設定温度を下げることで、エネルギー消費量を減らすことができます。でも、そのために寒さに耐えるといったことをして快適性を損なうのはつらいですし、がまんするだけでは長続きはしません。 厚着をすると体が暖かく感じますので、快適さを損なわずに、部屋の設定温度を下げることができます。 暖かい下着を選ぶことも効果的です。薄手のシャツで過ごしているのであれば、厚手のものに変えるだけでずいぶん暖かく感じることができます。特にフリースやセーターなどを重ね着するとより効果があります。また、足先が冷える場合には、靴下を重ね着したり、部屋用の保温スリッパを履くなど工夫をすることができます。 北海道新聞2012年2月29日記事によると、北海道で5.7%の人が冬の暖房時に短パン・半袖で過ごすアンケート結果が示されています。ちなみに東京都は2%。また、部屋で長袖長ズボン+厚着をしている人の割合は、北海道が13.6%(全国で最も少ない)、大阪21.6%などで、最も多いのは山形県の38.3%となっています。北海道では半袖で過ごす人が多いという結果になっていますが、全国的にみても、厚着をしている人の割合は小さいようです。 効果†暖房の設定温度を1℃下げると、おおよそ1割の暖房エネルギーを削減することができます。(ちなみに、冷房でも1℃設定温度を上げると1割の省エネになります。) 厳密にいえば、現在の設定温度や、外気温、家屋の断熱・熱容量などに左右されるもので、研究者の間では推計ができるようにがんばっていますが、精度がいい推計は難しいものです。 あまり深く考えずに、経験則から、おおよそ1℃で1割と考えて下さい。 費用†厚手の衣類を着るだけです。 最近は、保温性の高い下着なども売られています。肌でさわっただけで暖かみを感じることもありますので、ぜひ試してみてください。 関連の取り組み†暖房の対策としては、この取り組みのように自分自身を暖かくするほかに、部屋から逃げる熱を減らすことで暖房の効率を上げることもできますE61 (冬)厚手で長めのカーテンを使うか、窓に断熱シート(エアクッション等)をはるなども参考にしてみてください。 また一方で、少し体を動かすなどすると、体が温まるとともに、血行もよくなります。健康のためにも、少し体をうごかすようにするのも効果的です。 導入のしかた†着替えるときに厚手のものを着るだけなので大して手間はかかりません。まずは家にある暖かい衣類を探してみてください。 もし冬物衣料を買うことになるのであれば、体が温まるタイプを選んでみてください。 おすすめの家庭†どの家庭でも実行することができます。 コメント† |