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浴槽にためるお湯の量を1割ほど少な目にしましょう

風呂

 温水を作るのには意外と多くのエネルギーが掛かります。浴槽いっぱいにお湯をためるエネルギーは、小型テレビに換算すると50時間以上点けているのと同じだけのエネルギーが消費されます。  この浴槽にためるお湯の量を1割ほど少な目にするだけで給湯エネルギーを大きく節約できます。

 効果

 お風呂は、家庭のエネルギー消費の15%程度を占めており、とても大きな分野です。少しでも減らすことができれば、他のどんな取り組みよりも効果が大きく出てきます。

現在都市ガスでお湯を沸かしている場合

都市ガスの削減(m3)光熱費の削減(円)二酸化炭素排出量の削減(kg)
1ヶ月の削減21983
年間の削減192,37542
  • 水温20℃を40℃まで加温。浴槽200リットル使用分を1割削減したとする。給湯効率を0.7。

 これはあくまでも1割削減として記載していますが、お湯を張る量が少ない家庭の中には、半分以下程度(80〜100リットル)まで減らしている家庭もあります。その場合には、上記の効果が5倍程度になります。

 費用

 費用は特にかかりません。

 健康との関連

 肩までお湯につかると、心臓への負担が大きくなります。半身浴として、長い時間つかるほうが、リラックス効果も大きく、健康面でのプラスにもつながります。

 あわせて、お湯の温度も低めにする(熱いお湯にしない)ことも、心臓への負担をやわらげます。

 特に冬場には、高い温度のお湯に急につかることにより、ヒートショックが起こり、風呂で溺死する方が統計的にも増えます。

 関連の取り組み

 浴槽のお湯だけでなく、E22 シャワーを出しっぱなしにせず、お湯を2割減らすことも考えてみてください。

 導入のしかた

 浴槽にお湯を貯める量は、ふだんから厳密に計っているわけではないと思います。気がつかない程度にお湯を少なめにすることができれば、それだけで大きな削減効果になります。

 いままで肩までつかっていた方にとっては、最初は違和感を感じることがあるかもしれませんが、すぐに慣れるものです。半身浴でもつかっている時間が長いと、十分体が暖まります。

 おすすめの家庭

 お風呂のお湯を大量に使用している家庭におすすめです。

 なお、太陽熱温水器を利用している家庭は、お湯を作るエネルギーは太陽熱でまかなっているので、それほど気にする必要はありませんが、水道代としてはメリットが出てきます。

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Last-modified: 2017-09-19 (火) 16:20:27, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所