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リモコン操作の家電製品は、使わないときは主電源を切る

 リモコン操作できる家電製品は、リモコンで電源を切っても、家電製品側は指示待ちの状態を維持するために電力を消費しています。この時消費される電気を待機電力といいます。調査によると家庭で使われている待機電力は、家庭の電気の1割、金額で言えば年間1万円近くにもなります。

 部屋を暗くして赤い等の小さい明かりが点っている家電製品があれば、それは待機電力を消費しているということです。

 省エネのためにも、待機電力を消費している家電製品を見つけたときには、夜間や長期間使用しない期間は主電源を切ることをお勧めします。また、エアコンなどはシーズンが終わったときに一度コンセントから抜いておくだけで、毎月電気代が安くなります。

 ただし、2002年頃から待機電力を大幅に減らした製品が出てくるようになりました。ビデオやオーディオ関係が待機電力の割合が大きかったのですが、最近の機種であれば特にコンセントから抜かなくても構いません。現在待機電力が大きいとされるのは、ガス給湯器ですが、これはガス漏れなどの検知のために動かす必要があるようです。

 効果

 待機電力の中で、大きな割合を占めているのが、ビデオ・テレビなどのオーディオ関係です。待機電力を25W分、毎日8時間減らすことができた場合の効果は以下のようになります。

電気の削減(kWh)光熱費の削減(円)二酸化炭素排出量の削減(kg)
1ヶ月の削減61643
1年の削減731,97140

 費用

 主電源を切るだけなので特に費用はかかりません。

 関連の取り組み

 E58 夜寝る前に、主電源を切るのも同じことです。 E59 エアコンを使わない季節はコンセントからプラグを抜くといった取り組みもあります。

 導入のしかた

 主電源を切りたい機器のコンセントをひとつの延長コードにまとめて管理すると楽です。そういった機能を持つ「省エネタップ」はホームセンター等で購入することができます。

 ちなみにビデオについては、時計機能がリセットされてしまうものもあります。特に家族が予約をしていた場合などは、勝手に切ってしまうとトラブルの元になりますので、お互い声をかけて取り組みましょう。また、最近のDVD等は、夜間にアップデートなどを自動的に行うため、消すとトラブルが起こる可能性もあります。

 パソコンについても、多くの待機電力がかかりますので、コンセントから抜くことが有効です。ただし、パソコンをすぐ復帰できるように「スリープモード」にして一時終了している場合には、データが消されてしまうことになります。これも家族が勝手に抜いてしまうとトラブルが起る可能性がありますので、注意してください。

 おすすめの家庭

 5年以上前のリモコンに対応した電化製品をたくさん持っている家庭におすすめです。

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Last-modified: 2016-06-21 (火) 12:01:03, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所