お風呂のお湯の温度を1℃低めにしましょう†お風呂の設定温度を1℃ごとに設定ができるタイプが多くなっています。温度が高いほど、お湯を沸かすために、その分多くのエネルギーがかかることになります。 健康面でもメリットがあります。あまり熱いお湯の場合には、身体にとって大きな負担になります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かる方が、身体をリラックスさせる働きがあります。またお湯の量も、首までつかるのではなく、半身浴程度のほうが身体への負担も小さくなります。いずれの工夫も、冬場のヒートショックによる事故を防ぐことにも有効です。 炭酸ガスが発生する入浴剤を使うと、炭酸ガス(二酸化炭素)が血行をよくする働きをもつため、約2℃温度を下げても同じ温まり方をすることができます。一般の入浴剤でも構いませんが、重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸を使って入浴剤を自分でつくることもできます。 ただし、お風呂につかるときの快適さにも関わってくることですので、人によって感じ方は違ってきます。 効果†お湯をつくるのに必要なエネルギーは、水道水から何℃温度を上げたのかに関係してきます。水道水温度が20℃の状態から、42℃のお湯をつくるためには22℃分の加温が必要です。もし40℃でいいのなら加温は20℃ですみますので、約1割エネルギー消費を削減することになります。 現在都市ガスでお湯を沸かしている場合
費用†入浴剤を使う場合にはその分の費用がかかります。 関連の取り組み†夏場には、E34 (夏)風呂をためずにシャワーのみにすることも考えてみてください。全国的に6割程度の家庭では、夏場にはお風呂をためていません。 入る温度の許容範囲が広ければ、沸かし直しもあまりしなくてすみます。E35 風呂は家族が続けて入るようにして、保温する時間を1時間短くすることや、E36 風呂の自動保温をせず、沸かし直すことも大切です。 導入のしかた†お風呂の沸かし方を変えるだけです。 注意点夏場は冷たい水がきもちいいものですが、行水のように冷たい水に急につかるのは、心臓に悪いです。特に高齢の方は注意して下さい。 また、ぬるめのお湯でも長い時間入っていると、汗がたくさん出てきます。熱中症とおなじ状況になりますので、水分補給をするなど心がけてください。風呂で倒れないようにするためには、風呂上がりの1杯より、風呂前の1杯(もちろんアルコールではありません)のほうが望ましいです。 おすすめの家庭†お風呂をよく沸かす家庭はぜひ試してみてください。 |