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夏は風呂をためずにシャワーのみにしましょう

 浴槽にお湯をためる家庭では、シャワーを使っている割合が多いと推測されています。もしシャワーだけで済ますことができれば、浴槽のお湯をわかす分を減らすことができますので、大幅にエネルギー消費を減らすことができます。

 冬であれば身体を温めることも大切ですが、夏は汗を流すことが重視され、シャワーだけでも十分快適です。

 温水を作るのには意外と多くのエネルギーが掛かります。浴槽いっぱいにお湯をためるエネルギーは、小型テレビに換算すると50時間以上点けているのと同じだけのエネルギーが消費されます。

 ただし、もしシャワーを使わずに浴槽のお湯で、身体を洗うことをしている場合には、必ずしも減るわけではないので注意してください。家族全員でシャワーを使う時間が長い場合には、逆に浴槽のお湯だけを使うほうが、エネルギー消費が少なくなる場合もあります。

 夏の昼間には、お湯ではなく水でシャワーを浴びるのも気持ちがいいものです。何度あびても構いません。汗を流した上に、身体も冷やすことができ、涼しく過ごすことができます。水を浄化するためにもエネルギーがかかりますが、お湯を沸かすエネルギーと比べると10分の1以下ですみます。省エネである上に、涼しく過ごすこともできます。

 効果

現在都市ガスでお湯を沸かしている場合

都市ガスの削減(m3)光熱費の削減(円)二酸化炭素排出量の削減(kg)
1ヶ月の削減161,97935
3ヶ月間の削減475,938104
  • 水温20℃を40℃まで加温。浴槽200リットル使用分を削減したとする。給湯効率を0.7。3ヶ月取り組んだしたとして推計。

 もし浴槽のお湯で身体をあらって、シャワーを使っていない家庭の場合(浴槽のお湯を足さない場合)には、家族全員でのシャワーを使っている合計の時間を計ってみてください。シャワーの勢いで浴槽をためると、10〜20分かかります。この時間よりもシャワーの合計の時間のほうが短ければ、シャワーにする効果があります。

 費用

 費用は特にかかりません。

 関連の取り組み

 シャワーについては、E104 節水シャワーヘッドをつけることも効果的です。

 また、E22 シャワーを出しっぱなしにせず、お湯を2割減らすや、E41 浴槽にためるお湯の量を1割ほど少な目にすることも考えてみてください。

 導入のしかた

 シャワーにするだけです。

 おすすめの家庭

 夏場にも浴槽にお湯をため、シャワーも併用している家庭におすすめです。

 なお、太陽熱温水器を利用している家庭は、お湯を作るエネルギーは太陽熱でまかなっているので、それほど気にする必要はありません。

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Last-modified: 2016-06-21 (火) 12:00:57, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所