白熱電球をLED電球に置き換えましょう†白熱電球は、実は照明としては効率の悪い器具です。白熱電球は、「光」よりも多くの「熱」を発生してしまい、これがロスになっています。その意味で白熱電球が「温かみのある」というのは本当のところですが、夏場などは逆に暑くなってしかたないことになります。 (1)光熱費が安い 同じ明るさにすることを考えると、LEDのほうが6分の1以下の消費電力ですみます。夜間廊下などでつけている場合、年間4000円程度かかる電気代が600円程度まで下がります。LED本体の値段は高いですが、使っているあいだに元がとれます。 (2)球切れが少ない LED電球は、寿命も長く、およそ電球の40倍(4万時間)使うことができます。このため、付け替えの手間も少なくなるというメリットもあります。付け替えが面倒な場所の照明には、特におすすめです。 (3)取替が簡単 2009年から電球のソケットにそのままつけられるLED電球が販売されており、付け替えにより大幅に消費電力を削減することができます。LEDはまばゆい白色のタイプのほかに、白熱電球の色合いのタイプも販売されていますので、雰囲気を同じようにして付け替えることも可能です。 効果†1日の利用時間を 時間として計算すると、
費用(元が取れる?)†電球が1個100円程度なのに対し、LED電球は同じ明るさのもので1000円以上します。ただし、電気代が安くなりますので、寿命までには十分に元を取れた上に、おつりも来ます。 LED電球1個の値段を 円として計算すると、
1日6時間使用する場合、3ヶ月(0.3年)で元をとれます。このときのLED電球の使用可能年数は18.3年です(ただし機器の寿命は10年程度とされています)。 関連の取り組み†同じように電球を付け替えられるものとして、E54 電球を電球型蛍光灯に置き換えるもあります。以前はLEDとほぼ同じ程度の省エネ効率とされてきましたが、2014年時点ではLEDの省エネ性能があがり、LEDのほうがおすすめです。 居間の照明については、E121 天井の照明をLEDに置き換えることでも大幅に削減できます。玄関の照明などは、E53 人感センサーがついた照明に置き換えるほうが、防犯効果も高いようです。 導入のしかた†電球・電球型照明市場では大部分がLEDとなっています。仕組みが簡単であるため、大手メーカーだけではなく、多様なメーカーが参入して安売り競争が進んでいます。ソケット設置の状況などにより、相性が悪くてLEDがつかなくなる場合も一部報告されており、保証があるものを選ぶのも一つの方法です。 なお、明るさを調節できる装置(徐々に明るくするなど)がついている場合は、調光機能対応型のLED電球を選んでください。電球サイズが小さい場合には、ソケットの大きさも小型になっている場合があります。お店で選ぶときには、どの電球なのか持ち込んで、同じタイプのLEDを選ぶと確実です。
おすすめの家庭†白熱電球を使っているすべての家庭におすすめです。ただし、ほとんど電球を使わない場合(1日10分程度しか使わないなど)は、あまり光熱費削減効果は出てきませんが、省エネ面では効果的であることは間違いありません。 逆に、廊下や門灯など、夜間中つけている場合には、ぜひ使ってみてください。 コメント† |