(冬)部屋の温度を低めにして、こたつかホットカーペット(電気カーペット)を活用するようにしましょう†部屋全体を温めるより、一部分を温めるほうが、消費するエネルギーは少なくなります。こたつは櫓(やぐら)の中だけですし、ホットカーペット(電気カーペット)も部屋全体を温めるものではありません。 電気ストーブ(1000W)で部屋全体を温めるのは難しいものです。しかし、こたつなら平均消費電力は約130W、ホット(電気)カーペットなら平均消費電力は150〜300W程度です(大きさにもよります。また、フローリングで下に敷き布団を敷いていない場合には消費電力が多くなるようです。敷き布団や断熱マットなどを活用してください)。 これで家族全員が温まることができますので、非常に効率の高い暖房器具だと言えます。また、こたつやホットカーペットは足下が暖かく感じるもので、これは人間にとっていちばん快適な暖房方法です。 こたつやホットカーペットをつけると、部屋の温度を2℃から3℃低くしても同じ快適さを得られます。部屋暖房を控えめにしてみてください。 また一人用なら、ちょうどおしりの下に敷く大きさの電気座布団もあります。これですと、消費電力はわずか10〜20Wと非常に少なくて、暖かく過ごすことができます。事務所が寒い場合にもおすすめです。 効果†部屋暖房の設定温度を落とした分、削減効果がでてきます。こたつやホットカーペットの消費電力が加わりますがおよそ200W以下であり、部屋温度を下げる効果のほうが大きくなります。 ちなみに同じように足下から暖房する装置として、床暖房がありますが、床暖房の場合には部屋全体を暖めるエネルギーとなるため、かえってエネルギー消費量を増加させてしまう場合があります。 費用†こたつやホットカーペットを保有している方は、ぜひ引っ張りだして使ってみてください。いずれも電気店やホームセンターなどで、3000円〜2万円程度で販売されています。 関連の取り組み†できるだけ暖房を使わない取り組みとして、E27 (冬)厚着をして暖房の設定温度を1℃低くするといったものもあります。 こたつや電気カーペットを使う場合には、あわせて、E90 ホットカーペットの下に断熱シートを敷くことも組み合わせてみてください。 導入のしかた†最近は、こたつの普及率が低下しているという統計があります。部屋を広く使いたい、こたつから出にくくなる(動き回れなくなる)、畳でないので使いにくいなどの理由があるようです。 椅子で座るタイプのこたつなど、デザインが考えられたものもありますので、参考にしてみてください。(多少消費電力は大きめのようです) (2011年10月28日)今年は省エネが叫ばれているせいか、こたつが注目されているようです。ぜひ家族で恋人同士で暖まって下さい。 おすすめの家庭†どの家庭でも簡単に取り組めます。特に、居間から階段が続いていたり、吹き抜けであったりなど、暖気が逃げる場所があり、家全体の断熱がしっかりしていない場合には、部屋暖房が効きにくい傾向があります。こうした家庭の場合には、部屋全体を暖めるのではなく、床付近だけを暖めることが効果的になります。 部屋暖房がエアコンの場合で、断熱が比較的できている家の場合、エアコンの消費電力が小さく、こたつやホットカーペットをつけることで逆に増加になってしまう場合もあります。 経験談†弊社にはエアコンが設置されていますが、なるべく冷暖房は使わないようにしています。現在(2008年1月17日)の京都は、外は雪がちらつく気候で、室温は11℃になります。ノートパソコン作業なので、パソコンの熱で手を温めながら、また唯一の暖房として電気座布団を使用しています。 昨年までは会社でこたつを使っていたのですが、さすがに動きにくくなるし、資料が山積みになってしまうため今年はやめてみました。 ちなみに、電気座布団に座っているときの表面温度は38℃程度あり、かなり温かく感じます。ところが、席を外してしばらく「あえて」つけっぱなしにしておくと、表面温度は20℃近くまで落ちます。表面温度が低いということは、熱が放散されにくいことになります。もし人がいなくても38℃の表面温度を保つのであれば、たくさん熱が逃げて、電気も消費してしまいます。電気座布団は表面が絨毯のようにおおわれていますので、座ったときにその場所だけ温かく、人がいなくなると断熱材として機能する形になります。 コメント†
|